『禅的生活』 玄侑宗久/著(ちくま新書)
2006年 12月 14日
要するに僕が指向するのは、すべからく”禅”であるとしか言いようがない。
雨が降るから傘をさす。
金がないから寝る。
左脳的な思考を最もバカにして生きると言い切る著者。
出来たら猫のように、伸びをして暮らす。
そこから”風流”が生まれ、”粋”に昇華する。
JAZZは禅であり、Rockは瞑想であり、マジックは禅問答であり、小説は修行である。
ギリギリまで左脳で考え抜き、ある時(瞬間)にやって来る右脳的な閃きを得る。
過去に囚われず、未来にも囚われない。
今は今ではなく、今はいまでしかない。
そう読み解いてみたが、著者の意図どおりなのかどうかはわからない。
禅宗の僧侶が書き起こしたわかりやすいコンセプトブック。おススメです!