勘三郎さん、ありがとう。
2012年 12月 05日
中村勘三郎さんが永眠されたという。
先日、息子の勘九郎の襲名披露を南座まで観に行っていたものだから、フレッシュに悲しい。
勘三郎さんとは、銀座や北新地でよくお会いした。
ボクの師匠的なアートディレクターの長友さんとは親しい方だったので、銀座ではその豪快な呑みっぷりに感動したのを昨日の事のように覚えている。
とにかく上品に陽気に、本当に明るい酒席を作るええ人だった。周囲に居る一般人のボクたち他の客にも気を遣われる方だった。
ボク自身、勘三郎さんと玉三郎さんが居なかったら、ここまで歌舞伎に親しんでいたかどうかはわからない。
そういう意味では、歌舞伎の愉しみを与えてくれた恩人的な役者さんだとも思う。
果敢に芸道に立ち向かった人、まさに平成の千両役者といえる風格を持った役者さんだったと思う。
もう一回観たかった。本当に残念だ。
とにかくお疲れさまでした。数々の名演をありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り致します。
最後に…「中村屋ぁぁぁっ〜!!」