イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
2013.7.17 神戸こくさいホール
『神戸特別演奏会』大阪フィルハーモニー交響楽団_b0025405_70478.jpg
昨春、大フィルの音楽監督を惜しまれつつ退任した大植英次。今も桂冠指揮者として関わっておられるが、やっぱ往年のファンとしてはちょっと遠くなった感じがしていた。そんな大植さんが久々に帰って来て、神戸というアウェイで大フィルがやる。しかも外人選手の小曽根と演る!という、極めてプロレス的興奮のするコンサートだったのである。
その外人選手が、この地に縁の深い小曽根真との競演となればいてもたってもいられない。さっそく目撃に神戸こくさいホールへ急ぐ。
今回の「神戸特別演奏会」のサブタイトルは〜悠久のロシアに想い奏でる〜というもの。こういうキャッチーなコンセプトをひねり出すのも大植さんらしい演出だ。

[ロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲]
ロシアの暗いイメージをひっくり返す明るい演奏。見た目にも楽しい演出が随所にあって、クラシックに馴染みのない人に入って来て欲しい!というオーケストラの優しい意志を感じた演奏だった。
[ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲作品43]
まったく妥協を許さぬ本気の小曽根真による、トリッキーなのに会話をするが如くの感情豊かなピアノが冴え渡った。もう本当に”鳥肌もん”というのはこういう事なのだなと興奮して聴き終える。
[チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 作品64]
お目当ての小曽根真コラボも終わったので、ホッと気を抜いてじっくり構えていたら、さすがの大フィルです。十分に聴衆を揺さぶる完璧な演奏。いや、やっぱり大植さんとの相性というか歴史みたいなのが、極彩色に散りばめられた圧巻の演奏だったのである。
実に実に、いいコンサートだった。

クラシックはどちらかというと門外漢だが、神戸こくさいホールってあんな感じ?大フィルが演奏するのだから基礎要件は満たしているハズだけど、シンフォニーや兵庫芸文の芳醇な響き…みたいなのが少なかったような気がする。ホールの音響特性ってどうしようもないのかなぁ?
それと、コンサートには直接関係ないけど、いつも国際ホールに行って思う事は導線の危うさ。ど真ん中のエスカレーター一発での入退場は危険極まりない。あれいつか事故起こるで!と常々思う。まぁ主催者はそこんとこを細心の注意をしているんだろうけど…。
そしてもっと関係ないけど、ボクの席の近くにお父様の小曽根実さんも聴きに来ておられて、久々にm&m Joinの小曽根さんに遭った。すごくお元気そうでちょっと嬉しくなった。あんな実さんを見ていると「孝行息子やなぁ…」とちょっと嬉しくもなったのである。
# by nestvision | 2013-07-18 07:29 | 観ました!review

yodare @ 0716

イシハラが週一回、店主を努める怪しいバー「火曜yodare」は欲望渦巻く大阪・北新地にある忘れ去られたような佇まいの小さなバー。今夜も様々な人が訪れる。まさに”メディア”そのものだと思うのです☆yodareは本年8月に8年半の幕を閉じます。通常営業は7月まで。みなさんご愛顧ありがとうございました。

[火曜yodare」の通常営業も余すところあと二夜となりました。閉店発表以来、毎週懐かしい方が来て下さいます。こういう事があるから、たまには閉店もええかも…って思います。でもやっぱりこういう場が無くなっちゃうのは寂しいです。


yodare @ 0716_b0025405_9582226.jpg某通販大手にお勤めの宣伝会議終了性。わざわざ神戸からありがとう☆また東京話で盛り上がりましょ〜!




yodare @ 0716_b0025405_9594634.jpg密かに店主がリスペクトするチコちゃん。パンク魂で今世を疾走しておられます。




yodare @ 0716_b0025405_1004883.jpgぴあ時代の後輩、立田。世界を股にかけたオンナは今はジャム店をやっている。 http://www.facebook.com/tatsutajam



yodare @ 0716_b0025405_1032079.jpgこちらも元ぴあ、小田ちゃん。突然の暴露噺で店主赤面。楽しい時代やったね。




yodare @ 0716_b0025405_1041592.jpgそんな店主爆走ぴあ時代の唯一の証言者ゴリ。いつもありがとうね。




yodare @ 0716_b0025405_1052448.jpgなんと初来店を自慢するA松氏。永遠のアウトローな感じがええ感じ。




yodare @ 0716_b0025405_1063017.jpgめちゃくちゃ感動しました。店主が10年ほど前まで教えていた専門学校の卒業生。おキレイになられて…。from鳥取で感謝☆



yodare @ 0716_b0025405_1073967.jpg大学時代のバイト仲間の伊藤。こう見えて元ヤンキー。東京からのお客様と…。お盆に会おう!




yodare @ 0716_b0025405_1010127.jpg人生バラ色なW編集長。店主の新ネタを仕入れご満悦。ウシシ…。




yodare @ 0716_b0025405_10112358.jpg立田と同期でぴあ社支社長の薮内。撮り忘れにつきクマ。すまんな。



# by nestvision | 2013-07-17 10:14 | yodare日記
2013.7.15 元町映画館
『樹海のふたり』 山口秀矢/脚本•監督_b0025405_2219223.jpg
時間がたまたま合ったので、たまたま観た映画。主演がインパルスのふたりって事で、あんまり期待しなかったのだが…。
脚本と監督を手掛けたのはこれが劇場映画デビューとなるドキュメンタリーでは多くの実績を残している山口秀矢監督。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の正式出品作品。
日本人なら誰もが心のどこかに仕舞い込んでいる”富士山麓の樹海”。自殺の名所として有名だ。そこに最初は気楽に入り込んで行く主人公ふたり。だが、樹海とは実はどんな人間の心にも在ることを知る。
重要な役どころのきたろう、そして久々に見た烏丸せつ子の妖婉さもあって、なかなか得した映画だった。
ラストにはしっかりと救いを与えてくれる、実は深くてウォームなドキュメンタリー&フィクションの新しい形の映画だなと感心した次第である。
ちょっと人間関係や、人間の生きる意味のついて考えるのがしんどくなってる大人は必見の映画だと思います☆

公式サイト→http://www.jukai-futari.com/

予告編↓


# by nestvision | 2013-07-15 22:29 | 観ました!review
2013.7.14 大阪サンケイホール•ブリーゼ
『シレンシオ』 小野寺修二/作•演出_b0025405_029310.jpg

わが心のアイドル、究極の女性像である原田知世の30年ぶりの舞台出演作という事もあり、マストな状況でブリーゼへ。
パントマイマー・振付家の小野寺修二と、バレエダンサーの首藤康之が5年前に組んだ『空白に落ちた男』。それに魅了されたという原田知世が出演を決めたという意欲作だ。

僕は言葉にする仕事をする人だけど、この作品は言葉にしない方が良いように思う。確実に伝わったし、そして感動した。ただそれを微分できないのである。
ダンスやパフォーマンスアートを表現する術を知らないのかもしれないが、スタンディング•オベイションだったし、そういう作品だったという事でご容赦頂きたい。

一言でというなら、この作品に果敢に挑戦しようとした原田知世という人がかっけーな〜!と思うのである。

PS.関係ない追記ですが、シレンシオ=沈黙をテーマとしたこの作品の上演中に「ピココン♫」とLINEの着信音をさせた客がいた。大人なんだし、もう少し自己管理をちゃんとしようよ。
あの作品で音を鳴らす、ガサゴソするってのは死刑もんだと憤慨している。恥を知りなさい!

# by nestvision | 2013-07-14 00:35 | 観ました!review
2013.7.14 大阪グリーン会館
『なんつったって?アイドル』 劇団せすん_b0025405_02732.jpg
去年に引き続き、劇団せすんの大阪春の演劇まつり参加作品を目撃にグリーン会館まで。
2年前にお世話になった秋田秀男さんを中心に、客演は懐かしい顔ぶればかりで嬉しくなる。
まずは、とにかく濃い台本だなぁ…という印象。様々の旬なテーマが盛り込まれていて、演者含めて長い時間をかけて完成した台本だという事が伺える。テーマは親子のアイドル論にだけ絞った方がスッキリしたかもしれない。非正規社員とか外資提携、シャッター商店街、マスコミの姿勢など、客としては必至で追いかける必要に迫られた内容だった。
さて、芝居はもう本当にみなさん凄い熱演。あれはしんどかったやろうなぁ…と思う。
では知ってる方への感想をば…。
秋田さん→めちゃめちゃ笑いました。特に夫婦再生のシーンなど迫真だったなぁ…。さすがでした。
寺西さん→なんか市役所勤めで、離婚歴あってが妙にリアルで楽しめました。当然ですけど歌が上手過ぎて、そこだけリアリティから外れた感じに見えました。
盛光さん→すごく人物造形は出来ていたように思った。だけどマスコミ特有のズルさが出ていなかったように思う。彼はやはり社会派として成功したいワケで、どこかアイドル的な話題をバカにしていると思うのだけど、どうだろ?そこいらの狡猾さが出て欲しかった。
細田さん→熱演でしたね。それと性格&若い女の子特有の迷いみたいなのがよく演出されてたと思います。ただ前半戦の「本当は芸能界に行きたいけど、ママの反対で我慢している」という感じがチョット弱かったように思いました。途中まで「この子は本当にアイドルになりたいんかな?」ってのが気になって、僕の中では芝居が進行してました。それと途中で居酒屋の机を拭くシーンですが、乾いたダスターなのでシュルシュルっと音がするのが???と思った。飲食店の机を拭くという行為は常に濡れたダスターのはずで細かいですが違和感がありました。

とまぁ、なんか門外漢が勝手にダメ出しみたいな事やってますが、お世話になった方々へのリスペクトの証としてご笑納頂ければ幸いです。

とにかく熱演に次ぐ熱演で、すごい面白かったです。ステキな時間をありがとうございました。
# by nestvision | 2013-07-14 00:16 | 観ました!review