イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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2005年2月14日にオープンしたyodare。
今年で8年目を迎えました。
この間多くの方々が、店主として、またお客としてお店を盛り上げてくれました。
店舗の更新時期を迎え、いろいろ春秋したのですが、再契約をせずに閉店する事に決定しました。
理由はいくつかあります。
一応会社の契約だったので、ある程度は事業収支的な部分も鑑みて、決定的な赤字ではないにしても、やはり会社に貢献していると言える状況ではありませんでした。
各店主にノルマを課せたり、料金を上げる事はしたくなかった。
そして、時代の流れもあります。
当初は仲間が順番にワイワイと騒げるパーソナルな遊びBarだったのですが、そもそもの遊びという要素が少し希薄になって来たような気がします。
そして何より、総店主であるボクがこの秋に50歳を迎える事。
なかなか多難で悩み多き40歳代でしたが、人生百年を折り返すにあたり、諸々リセットしたいというのが一番の理由かもしれません。
それと42歳で始めた頃とは体力というか、気力の部分で大きな変化があった事も確かです。
そしてレギュラー店主の方々も、周辺環境がこの8年にいろいろと変化し、誰かがピリオドを打たないとズルズル引きずっちゃうなぁ…という思いも強くなって来ていました。
店舗物件の契約更新にあたり、ここはゼロに戻して、新たにやりたかった事を模索したいなと思った次第です。
6月、7月は通常通りに営業しています。
8月は何かスペシャルな月にしたいと思っていますのでまだ未定です。
ボクにとっては、本当に楽しい楽しい”夢の砦”であったyodareという場を一緒に盛り上げてくれた過去のスタッフ、今のスタッフ、そして店主をやってくれた方、お客として夜な夜な通って頂いた方に大感謝です。
ほんまにありがとうございました。
しばらく休憩を頂いて、50歳になったイシハラならではの”遊び場所”を、いつの日か再開したいと思います。
その特はどうぞよろしく。

★過去に店主をやられた方へ
店に置いているモノは8月の最終にはすべて廃棄の予定です。気になるモノを置かれている方は、8月までに撤収をお願い致します。

★今後のスケジュール
http://www.yodare.info

以上、ご報告でした。
by nestvision | 2013-05-29 02:36 | yodare日記
b0025405_130473.jpgもちろん読まねばならぬ。…というか届いて数時間で読了した。
元「キネマ旬報」編集長であった掛尾さんは、やはり優秀な編集者なんだと読了後思った。
ぴあ社長である矢内廣と同世代であり、映画研修会周辺での同じ歩調をとってきた人で、映画業界人からみた、映画情報誌「ぴあ」への大いなるオマージュとして書ききっていた。
ぴあに在籍した人、そして現在も在籍する人それぞれが「それだけではない…」と思ったと思うが、しかし何処にも湾曲された部分はないし、事実なのである。光のアテ具合によって、掛尾は素晴らしい青春群像記録として編集したというワケだ。
特にわれわれ、ぴあに縁の深い者にとっては@第二章あたりからいきなり面白い。
黒川さんとその前後、中大ブントの高須氏がここまで矢内と深く関わっていたのは教務深く読んだ。
そしてラストは紀伊國屋書店の田辺さん、教文館の中村さんの逝去で締めるという、何とも絶妙な構成であったと感心した。
映画ファンにはたまらない、監督、作品がさすが掛尾さんらしく散りばめられていて、それだけでも資料になりそうな勢いである。

ぴあといいう情報誌が役目を終えた理由のひとつに、映画興行界の大変革というものがあった。二番館、三番館が次々と無くなっていき、極めつけはシネマコンプレックスという、もはやぴあを否定するシステムに飲み込まれていくのである。
そういうエポックの前夜から、我々の先輩世代の中にあった「ぴあは映画情報誌からレジャー情報誌になろうとしている!」という第一のパラダイムシフトが起きた。
それを乗り切って、ぴあは大企業(的な)地位にトントン拍子に上りつめて行くのだが、そこらあたりを、キャプテン〜PTSまでの事業構造の変革という論旨で括ってしまってる所に物足りなさを感じた。
(確かに外部の人間からは、チケットぴあという核弾頭の誕生の意味など、なかなか理解は出来ないと思うし、説明をスラスラ言えるぴあの人間もほとんどいないだろう)

要するに、掛尾さんはじめ、 70年代の映画オタクたちにとって、矢内廣はアイドルであり、一番の成功者であったという軸がブレていないから、ものすごく清々しい読後感を与えてもらった。

大変に”ぴあと近かった他人”が書いたからこそ、明快なぴあストーリーになったんだと思う。
by nestvision | 2013-05-02 13:02 | 読みました!review