イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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カテゴリ:観ました!review( 212 )

2012.10.12 Osaka Namba Parks Cinema
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どうしても観たかった。大好きな阿部サダヲさま、タイプじゃないけどもしつき合ったら仕事も放ったらかしにしてしまいそうな松たか子が主演。他に田中麗奈、鈴木砂羽…などなど、ボクにとっては最高のキャスト陣。
感想は、…んんあまりにも自分の中のいろんな感情が錯綜して何とも言えない。
とにかく原作の発想が面白かったし、そこをキャスト陣が言葉にならない演技を満載して、すごくリアルに観客の前にある世界観を創る。突飛な結婚詐欺の話だが、実のところ恋って何だ?愛って何だに対して誰も答えの出せない永遠のテーマを、あるふたりのねじ曲がった愛を傍観する事で観るものに再考させるバイブレーションのある映画だった。
結論からいえば、観て欲しい。観る価値のある映画だと思うが、デート、夫婦、あるいは観た後にチャラいパーティなどの予定を入れていると最悪である事は言っておく。
良い意味で”とっても後味の悪い映画”である事は確かだ。
出来ればレイトショーでひとりで観て、どっかで酩酊して家に着いたら速攻寝る!というパターンがおすすめ☆
by nestvision | 2012-10-12 09:59 | 観ました!review
2012.9.27 OSAKA HEP HALL
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われらが美津乃あわが客演するというのと、前々からこの劇団鹿殺しは話題に上る事も多く、一度観ておかないとというのが重なって初めて観た。
もうノックアウトでシビレまくったのである。新感線とも違う、かつてのKHTとも違う。何だろう…とにかく新しいのだ。母体が関学生で、その後意を決して東京に進出ってのもまた新しい☆
そして、客演のあわちゃんがピッタリ馴染んでいるのである。ホントにかっこいいのである。
もしかしたら2012年度のボクの中の演劇アワードの最高峰に躍り出たかもしれない。
今回はご招待を受けての観劇だったので、次は東京は下北で、自腹でシッカリと観てやろうと思うのだ☆
by nestvision | 2012-09-28 21:53 | 観ました!review
2012.9.23 OSAKA ウィングフィールド
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ボクの大好きな女優さん、南河内万歳一座の鴨鈴女さんによる「鴨リンピックというプロデュース公演。
脚本は内藤さんによる「青木さん家の奥さん」というインプロビゼーション多用の芝居。
まさに役者の本質がえぐられるワケだが、けっこうこういうのって役者さんは一番やりたい事なんだろうなぁ〜ってのもわかる。
今作では劇団☆新感線の村木よし子さんがとにかく面白かった。
大阪の千秋楽だったのもあって会場は熱気ムンムン。途中の即興は何だかジャズの8バーズを思わせるテンポの良さ。やっぱり長い事やってるってのは、それだけで価値があるんだと観客目線で思ってしまった。
さて、次は万歳一座の「お馬鹿屋敷」である。期待大なのである☆
by nestvision | 2012-09-28 21:42 | 観ました!review
2012.9.19 OSAKA 松竹座
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一度、襲名披露公演ってのを観てみたかったので大阪松竹座へいざ。
歌舞伎のお楽しみはやはりお弁当。中で注文してもいいんだけど、ちょっと愛想が無いので「今井」と「大黒」で悩んだが、やはり「大黒」のかやくごはんに決定。
<夜の部>を観たので演目は「女暫」そして口上を挟んで「雨乞い狐」と「雁のたより」
やはり演目にも中村屋のセンスっていうか、ポップさが伺える。
東歌舞伎を大阪でやる意味。そして関西への愛や尊敬など、観ていてバランスの良い運びで楽しめた。
「女暫」では七之助が凄く光っていたし、今さらだけど坂東玉三郎は空気を変えてしまう希有な役者さんだと再確認した次第。
口上でも、勘三郎さんに代わって大和屋さんが仕切っておられたけど、女形なのに威風堂々でカッコ良かったのである。とにかく新生勘九郎にエールなのであった。
by nestvision | 2012-09-28 21:24 | 観ました!review
2012.9.10 Osaka シアターBRAVA!
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そりゃあ〜た!阿部サダヲのファンとして行ったワケですよ(2回もね…驚愕!)
Bunkamuraが制作に入って、今をときめく松尾スズキが作&演出なワケですね。
実はこの作品は1991年に「悪人会議」というプロデュース公演で初演。その時のふくすけは温水さんだったワケですね。松尾スズキはサラブレッド横内謙介の向こうを張って、ドアングラで立ち上げたワケです。
実は1998年「日本総合悲劇協会」版として再演されたのをボクは観ておるのです。
そして今作です。いわゆる舞台セレブにのし上がった松尾スズキと大人計画は、Bunkamuraという大スポンサーも引っ付けて原点を演じた訳ですね。
お金のかかった舞台だなぁ〜ってのが最初の印象。
客演には大竹しのぶ御大、そして古田新太、多部未華子というヨダレもののキャスティング。
なんでかなぁ…な感じで松尾スズキも登場する華やかさだった。
でも、でもですね。セレブになった集団がアングラやってもダメなんかなぁ…という残念な、何だか澱みたいなのが残った舞台だった。
凄い選手を金で買ってくる読売巨人軍というか、民放の年末特番というか、とにかくアングラの真逆な方向性で貫かれてる感じがしたのです。
松尾スズキにも大人計画にも何の責任は無いワケでして、強いて言うならあの”小劇場の時代が悪い”としか表現しようが無いのです。
やっぱり板に乗る芝居において、キャストみんなが余裕綽々ってのが面白くない。しかも脚本(ホン)がアングラの名作っていう所がバランス悪い。
そう、バランスの悪い、ひどく素晴らしい舞台だったのです。

PS.多部未華子ちゃんは良かった。松尾スズキよりも野田秀樹の舞台でもう一度観たいなぁと切に願っておりますです。ヒラタオフィスさん、ご一考をお願いしますです。
by nestvision | 2012-09-28 21:10 | 観ました!review
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渋谷の街角でたまたま見かけたポスター。たまたま興味あるという奴が居たので一緒に観に行った。
邦題は「きっとここが帰る場所」
カンヌで審査員長を努めていたショーンの目にナポリの気鋭パオロ•ソレンティーノとの出逢いによって生まれた作品。音楽はボクら世代にとってはたまらないDAVID BYRNE師匠。往年のTALKING HEADSをライブで演るという泪モノの演出もあった。CUREのロバートスミスをイメージしたシャイアンという元ロッカーの心のロードムービー。ストーリー的には破綻ギリギリだが、エンタメとしての人を惹き付ける工夫が随所に繊細に取り入れられていたし、何よりも映像が絶望的にキレイな作品だった。
年代的に、そして社会的にどうにもシンクロする事が多くて、実は密かに泣いてしまうほどの感情移入をしてしまった。意外な展開ではあったけど、ドラマツルギーとしてはギリ維持していて、それを凌駕するほどの圧倒的な構図と色彩。写真の連続…。
まさに正真正銘の劇場型映画作品だと思った。
ショーンペンといえばマドンナの元旦那とか荒くれ者とか、そういうイメージしかなかったけれど、本当に映画を愛するステキな俳優だったんだという驚きの大きかった作品。
by nestvision | 2012-07-22 10:29 | 観ました!review
アンネフランクでお世話になった谷山いつかちゃんが客演するという事で、初めての劇団「ともにょ企画」を目撃するため、下寺町のシアトリカル應典院へ行く。
ここ、なかなかのええホールで、PA問題さえ何とかなればコンサートもイケルなぁと思いながら入場。

多分、夢の遊民社がどうのこうの…と言うていたボクらの世代の二世代ほど後の人たちの芝居。(谷山さん年齢から勝手に推察)思いの外発見が多くて、いやいやそれでも時代を反映してるなぁなど、いろんな感想を持った。

「エンカウントLOVE」のエンカウントとは、ウィキペディアによると主にコンピュータRPGにおいて移動画面(フィールド画面)上で敵キャラクターと遭遇し、その際に移動画面から戦闘画面(バトル画面)に切り替わることを指す。 …らしい。
まぁそこでの恋愛ですわな。
モチーフは有りがちだけど、作家はよう勉強してるなとも思った。いわゆる筒井康隆の「パプリカ」なラインに、キュービリックやヒッチコックの影響も感じれて、なるほど様々に実験的で意欲的な作品だと思った。

ボクらの世代の小劇場での普遍のテーマだった「エコノミカルな怪物」に対して、今の彼ら若い世代は「サイバーなネットワークという魔物」を当てはめていて、そこからドラマツルギーを捻り出そうという意欲は大いに買いであった。

主演のイチタ役の横山太郎はなかなかの好演だったのだが、芝居がキレイすぎた。あの設定でどこか狂気…みたいなものが出れば、もっと深い作品になったと思う。
注目したのはコンビニ店員ほかを演じていた林田あゆみという女優。この人、いい目をしていたなぁ。どこにも所属してないみたいだけど、今後に注目。

そして谷山いつか嬢。いやぁ客演とはいえ、最初から最後まで出ずっぱりの大活躍。猿人からアイドルまでと、ご本人もさぞかし大変だったろうと思う。しかしどの役も前の役を引きずらせない、見事なスイッチングはさすがに感度のええ役者さん(本当はミュージカルダンサーさん)やなと思った。

舞台美術も素晴らしかったし、この久太郎という人は若手の中では頭角を表しているらしいし、10年後が楽しみな人やなぁと思った。
そして何よりもびっくりしたのは、誰一人として台詞をかんでいなかった。完璧な台詞まわしは、その苦労の跡が伺えた。
十分に楽しませてもらった舞台でした。
7/15日が千秋楽です☆ともにょ企画のHP

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by nestvision | 2012-07-14 14:43 | 観ました!review
2012.6.16 OSAKA Isshin-Ji

b0025405_1110261.jpg一年間の活動休止が明け、南河内万歳一座としては久々の内藤による新作の幕が開いた。
劇団創立30周年の節目ということもあって注目の舞台を目撃するため、一心寺シアター倶楽へ。

いい脚本だった。そしてとても丁寧な芝居だった。
内藤さんの戯曲には、観る者の原風景を引きずり出す様な叙情性があるのだけれど、今作は真逆。
誰もが抱えて生きている未知なるモノへの恐れ…みたいなものを抽象表現としてリアルに引きづり出していた。
多分、この一年、いやこの数年の内藤世代〜ボクら世代の代弁のようなテーマを、独特の万歳ワールドで具体化に成功した秀作である。
原点回帰ともちょっと違う。ずっとやって来た南河内という組織が解体されて、肩の力の抜けた様ないい芝居だった。

大好きな看板女優、鴨鈴女さんは久々の鴨さんで「そうそう、この存在感なんよね」とファンとしては納得出来たし、永遠の憧れ、倉重みゆきさんはやっぱりかわいかった。

誰もが立ち止まってる夕陽ケ丘をどう抜けるか?そもそも抜けたいのか?あるいは抜けようとしてココに来たんじゃないか?
あるフェーズの終焉がリアルになって来たアラフィフの観客には充分に響いた。やっぱスゴいよ30年は。
大阪公演は〜18日(月)まで。
6/27〜は東京公演をザ・スズナリにて。東京にも観に行こうと思うのであった。
by nestvision | 2012-06-17 11:21 | 観ました!review
2012.4.28 OSAKA 梅田藝術劇場
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待ちに待ったという感の劇団☆新感線による”いのうえ歌舞伎”『シレンとラギ』を観る。
最初に言っておくが、拙者は新感線は大好きだ。もしかしたらファンかもしれぬ。かつての初期の新感線には首を傾げた時期も確かにあったが、一線を越えてからの彼らのエンタテイメント芝居の求道者としてのスタンスにはリスペクトしている。

…で今作である。
南北朝をモチーフにした新感線座付きの中島かずき書き下ろしの脚本。
まさにギリシャ神話のオイディプス王の悲劇を南北朝時代のフレーバーで焼き直した様な感じ(…と僕には見えた)が最近の新感線の流れから少々奇異に見えた。
芝居の作りには何も文句はない。目を見張る演出と名優揃いによるキャスティング、エキストラに至るまでが名優たちという舞台の完成度は相変わらず素晴らしい。
で、その客寄せに藤原竜也と永作博美というダブルメインというインパクト。
どうやらここらに今作のモヤモヤとした観後感の原因があるような気がするのである。
どちらも大手の芸能プロの看板タレントである。いのうえに上る前に様々な駆け引きがあったはずだ。
結局この二人によるダブルメインを成立させる為に、中島+いのうえが扱い易い新感線のメンバーが脇を固めた結果、どうも新感線ファンの消化不良を招いた様な気がするのである。
そう考えると古田新太の場所はあの役であって、それは新感線ファンとしてはとても曖昧な位置になってしまったというワケである。
大きな疑問といえばそこだけである。もしこれが中島+いのうえの100%クリエイトであるというなら「次回期待!」って事でお茶を濁せるが、大手芸能プロや、興行主であるテレビ局などの意向が錯綜し合って、あぁなっているのならば、事態は深刻で、新感線にとっては黄色信号である。

よくわからない概念論はこれくらいにして…、

高橋克実のゴダイ大師はハマり役だったし、今作のMVPだったような気がする。逆にダブルメインの右舷、藤原竜也は当然ながら余裕の演技で、蜷川作品で彼がみせるギリギリ感が無くて少々不満。左舷の永作博美はちょっとあの役には可愛い過ぎてダメだったかもという気もする。演技云々ではなく永作の発するオーラが、あの設定には合わなかった。
今回の照明プランはスゴいなと思ったが、音響がなぜあのマイクトラブル頻出なのかが理解出来ない感じ。

総括として…。
劇団☆新感線の定期公演はファンにとって祭りである。そういう意味での祭り感には少々そぐわない脚本だったし、何より看板役者である古田新太のカブキなシーンがあまり観れなかった。
それは不満というワケではなく、何だかトンカツを頼んだのに、トンカツソースでは無くそのままどーぞ!と言われた感じで、どうにも釈然としない感想を多くの観客が持ったのではないだろうか?

なので★★☆☆☆。



Hi
by nestvision | 2012-04-29 20:48 | 観ました!review
2012.4.22 OSAKA In→dependent Theatre 2nd.
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初めて山浦徹率いる「化石オートバイ」を観た。
キャストはおなじみの布陣でそれなりの担保はあったし、何より名優、坂口修一出演という機会を得て、日本橋に足を運ぶ。
いわゆる小劇場芝居としては完成度が高かったし、脚本もきっちり成立、そして何より役者の上手さが心地いい芝居だった。
ただ、これはもう文句をつけたらココです!って感じのヤカラな感想を言うと、「玄人好みの芝居」であった事は事実。もし小劇場が初めてという人が、この芝居でどこまで理解が及んだか?には少し疑問符がついた。
それとロックンロールというモチーフが少々浮いてはいなかったか?
いわゆるSFファンタジーにヒューマンドラマを織り込んでという作者の意図の緻密さはものすごく理解出来たし、そういう意味では料金以上の小劇場魂を魅せて頂いた。
次作も楽しみなのである。




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by nestvision | 2012-04-29 20:10 | 観ました!review