イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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カテゴリ:観ました!review( 212 )

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40歳代の最後に観た映画。
太田隆文監督が、業界でタブーとされる”原発問題”に真っ正面から向き合った意欲作。かつての編集部の後輩であった原田親がずっと推していて、献身的にPRしているので知った作品だ。
十三シアターセブンでの公開初日の最終回に行く。太田監督の舞台挨拶も目撃出来た。
”原発”は日本において民族問題などとと同じくタブーである。製作協力はおろか、公開劇場からも断り続けられたと、舞台挨拶に立った太田監督。「この逆風の中、すんごい事する人だなぁ…」って思った。
作品は、大きなテーマをどっしりと根幹に置きながらも、エンタテインメントとして、家族群像として、すごく楽しめる映画だった。いしだ壱成や山本太郎など、なかなかイメージが着き過ぎているキャスティングではあるのだが、そんな事は忘れてしまうくらいの好演で、説教くさくなく、いい芝居だけをやっていた。
中でも長女あかね役の平沢いずみは本当に魅力的。たまらなくかわいいのである。
エンタテイメント映画として十分過ぎるくらいに面白いし、必ず泣ける仕掛けも満載。原発問題云々以前に、劇場映画として楽しんで欲しい映画である。
そして、今この国に住む大人は観る、観ない以前に”観なければいけないテーマの作品”である。
機会があれば家族や子供たちと観に行くべきだし、小学生の低学年であっても十分に理解出来る内容である。今関西を廻っている。機会を見つけて目撃して欲しいし、見逃してもどこかの小屋で絶対に観るべき作品である。待っていてもテレビでは放映されないし、きっとDVDもどうかな?と思う。
映画という主張するメディアだからこそ出来た壮大なテーマだと思う。きっと相当に個人的にも大変だったろう太田監督と周囲の応援部隊の方々にエールを贈りたい。
終演後、太田監督のサインも欲しかったし写真も撮りたかったし、何より原田親に挨拶したかったけれど、号泣につき不覚にも目を腫らせてしまい、不本意ながら逃げる様に帰ったのであった(恥)
最後に、原発問題は多くの事実や、隠蔽された真実の中にある。いますぐ廃炉という考えの人も理解出来るが、原発に依存しないと日本が立ち行かないとする人間の立場もわかる難しい問題。
しかし一度問題が起これば、地域や家族の「今」を破壊するだけではなく、「未来」や「希望」さえ破壊するのだという事実だけは揺るぎない。国民みんなが注視すべきテーマである事だけは確かである。

公式ホームページはこちら
太田隆文監督のブログはこちら
公開スケジュールはコチラ

●十三七藝の下のシアターセブンでは10/18まで
●京都みなみ会館では10/19〜
●渋谷はUPLINKで上映中
●横浜ジャック&ベティにて10/19〜

↓そして予告編はコチラ!
(ちなみに主演の平沢いずみはメチャメチャ、タイプである(爆))


by nestvision | 2013-09-22 07:40 | 観ました!review
2013.8.17 神戸ユニバー記念競技場
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ローチケ独占だし、ファンクラブ強いしで諦めかけていたのだが、旧知の計らいで参戦。実はこういう仕事をしていて、今回のSASの5年ぶりの復活ライブは観ておかねばならぬ気がしたのだ。
諸々の不手際は仕方ない。ライブ発表からよくぞここまで仕上げたと裏方さんに拍手を贈りたい。
そしてライブ。
35年ですから彼らのデビューした時にボクは中学3年生。ファンだ、ファンでないというレベルではない。全ての曲を歌えるし、全ての曲に自分のクロニクルが投影される。
単にお気に入りのアーティストでは、こういう世界観を創る事は無理だろうなと思う。
セットリストなんてのもどうでも良くて、当然ながら全ての年齢層のファンを魅了する手練は見事だった。
みんながブログやSNSで「良かった」と綴っている。そうなのだ。このバンドを良かったとしなければ、夫々の今までの35年間を否定してしまうのだ。それだけSASが国民的な存在であるという事だ。
途中、数曲、本当に身体が硬直して、その頃に戻ってしまった曲を覗いて、ノリノリの楽しいライブだった。
病気を克服した桑田さんに「コラッ!イシハラ!もっとがんばれ!」と、なんか怒られた様な気がしたコンサートなのでした。
本当は茅ヶ崎に行くべきなんでしょうが違うな。茅ヶ崎は地元の人だけで埋まるべきだとも思うのです。
by nestvision | 2013-08-19 01:43 | 観ました!review
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話題の映画(アニメ)を終戦記念の日に観に行った。
最初に感想を言っておくと、ボクのジブリ史上最後尾の感動であったとしておく。
いつも駿作品にある比喩的な心への引っ掛かり、心に何か澱の様なモノを残す感覚がまるでなかった。
史実を駿がファンタジーに仕上げて、自身も語っている様に”美しいアニメ”であった事は間違いない。ただ”映画”ではなかった。美しいアニメのレベル。
お家芸の風の表現、そして一貫したヒロインの表情など、もはやトレードマーク的な完成度。
中でも時代考証に基づく、関東大震災や戦争へ向かう日本の風景などは、群を抜くレベルで見応えはあった。
そして今作は「あかり」がとてもステキに演出のキーポイントになっている様な気がした。
ベッドサイドのあかり、部屋のあかり、仕事机のあかり、そして煙草に火をつけるあかり……などなど。
そういう意味では、老若男女誰もが一様に納得するという極めて最大公約数的な作り方だったと思う。
最後に、これって宣伝が巧妙過ぎたなと思う。電通と博報堂に踊らされたなと自戒する。

結論としては、ジブリならびに駿はもはや”ニッポンの権威”になってしまった。権威は大外しする冒険はしないし、周囲もそれを許さない。
とある特番で駿が「自作で初めて泣いた!」などと仰っていたが、「???」な感じの出来映え。駿も老人になったのかな?とふと思う。

ハッキリ言って次回作プロモーション時にWOWWOWで観るも良し、TSUTAYAで借りるも良しというレベルの作品であった。
スクリーンでないとダメってクォリティーでは決して無かったです。ハイ。
by nestvision | 2013-08-15 19:24 | 観ました!review
2013.8.8 Theatre BRAVA!
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 1973年に石橋蓮司、蟹江敬三、緑魔子らによって初演、1989年に財津一郎、木村拓哉、桃井かおりらで再演した伝説の舞台を目撃するため、真夏のブラバへ。アングラの名球会入りをした唐十郎の激しく、リリックなセリフのゲージツを世界の蜷川が大胆に演出して話題となった衝撃作だ。
そして今作の再演。古田新太、宮沢りえ、小出恵介というナイスなキャスティング。中でも古田の気合がインタビューでも伝わって来たので期待して観る。
最初に言っておくが、そりゃまぁ素晴らしい舞台でしたよ。演技はもとより、照明から舞台美術に至るまで寸分の狂いもなかった。
でもな…うーん、もはや当時のアングラな雰囲気は現代のボクらにとって不可解を通り越して滑稽だなと思ってしまった。
そういうアングラなモノに演者はリスペクトしまくってるのが、ありありと見て取れる。
ボクのお目当ての古田はビビってしまったのか、あまちゃんで疲れちゃったのか、何だかいつものテンションがまったく無い。ありゃ古田じゃない方が良かったかもねって思うくらい。
光っていたのは宮澤りえの迫真の演技。大竹しのぶを完全に捉えたな…ってくらいの舞台映えだった。
唐十郎の詩的なセリフの洪水は暑苦しく、そこまでゴチャゴチャ言わんでも!って感じ。
観ていて、プロ野球の往年の選手が出場するモルツの野球の試合を思い出した。
当の本人の蜷川さんや、この名誉ある今となっては伝統芸に出演出来た感慨に耽るプロ俳優たち。
置いていかれた観客はいい迷惑ではないか!と少し怒ってしまった。
りえちゃんの演技以外は面白くなかったとボク思います。
コクーンってのはもはや権威だもんなぁ…。招待で行ってたら絶対にこんな酷評は出来ないパーペキな業界ウケする芝居だったと思う。
もう一度言っておくと、商業演劇としての最高峰のレベルではあったんですよ!
多分プロの演劇評論家は感涙の舞台であっただろうと察する。
<キャスト&スタッフ>
作:唐十郎
演出:蜷川幸雄
出演:古田新太、宮沢りえ、小出恵介
小久保寿人、土井睦月子、大鶴佐助
松田慎也、堀源起、佐野あい
金 守珍、木場勝己、ほか
by nestvision | 2013-08-08 21:41 | 観ました!review
2013.7.17 神戸こくさいホール
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昨春、大フィルの音楽監督を惜しまれつつ退任した大植英次。今も桂冠指揮者として関わっておられるが、やっぱ往年のファンとしてはちょっと遠くなった感じがしていた。そんな大植さんが久々に帰って来て、神戸というアウェイで大フィルがやる。しかも外人選手の小曽根と演る!という、極めてプロレス的興奮のするコンサートだったのである。
その外人選手が、この地に縁の深い小曽根真との競演となればいてもたってもいられない。さっそく目撃に神戸こくさいホールへ急ぐ。
今回の「神戸特別演奏会」のサブタイトルは〜悠久のロシアに想い奏でる〜というもの。こういうキャッチーなコンセプトをひねり出すのも大植さんらしい演出だ。

[ロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲]
ロシアの暗いイメージをひっくり返す明るい演奏。見た目にも楽しい演出が随所にあって、クラシックに馴染みのない人に入って来て欲しい!というオーケストラの優しい意志を感じた演奏だった。
[ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲作品43]
まったく妥協を許さぬ本気の小曽根真による、トリッキーなのに会話をするが如くの感情豊かなピアノが冴え渡った。もう本当に”鳥肌もん”というのはこういう事なのだなと興奮して聴き終える。
[チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 作品64]
お目当ての小曽根真コラボも終わったので、ホッと気を抜いてじっくり構えていたら、さすがの大フィルです。十分に聴衆を揺さぶる完璧な演奏。いや、やっぱり大植さんとの相性というか歴史みたいなのが、極彩色に散りばめられた圧巻の演奏だったのである。
実に実に、いいコンサートだった。

クラシックはどちらかというと門外漢だが、神戸こくさいホールってあんな感じ?大フィルが演奏するのだから基礎要件は満たしているハズだけど、シンフォニーや兵庫芸文の芳醇な響き…みたいなのが少なかったような気がする。ホールの音響特性ってどうしようもないのかなぁ?
それと、コンサートには直接関係ないけど、いつも国際ホールに行って思う事は導線の危うさ。ど真ん中のエスカレーター一発での入退場は危険極まりない。あれいつか事故起こるで!と常々思う。まぁ主催者はそこんとこを細心の注意をしているんだろうけど…。
そしてもっと関係ないけど、ボクの席の近くにお父様の小曽根実さんも聴きに来ておられて、久々にm&m Joinの小曽根さんに遭った。すごくお元気そうでちょっと嬉しくなった。あんな実さんを見ていると「孝行息子やなぁ…」とちょっと嬉しくもなったのである。
by nestvision | 2013-07-18 07:29 | 観ました!review
2013.7.15 元町映画館
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時間がたまたま合ったので、たまたま観た映画。主演がインパルスのふたりって事で、あんまり期待しなかったのだが…。
脚本と監督を手掛けたのはこれが劇場映画デビューとなるドキュメンタリーでは多くの実績を残している山口秀矢監督。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の正式出品作品。
日本人なら誰もが心のどこかに仕舞い込んでいる”富士山麓の樹海”。自殺の名所として有名だ。そこに最初は気楽に入り込んで行く主人公ふたり。だが、樹海とは実はどんな人間の心にも在ることを知る。
重要な役どころのきたろう、そして久々に見た烏丸せつ子の妖婉さもあって、なかなか得した映画だった。
ラストにはしっかりと救いを与えてくれる、実は深くてウォームなドキュメンタリー&フィクションの新しい形の映画だなと感心した次第である。
ちょっと人間関係や、人間の生きる意味のついて考えるのがしんどくなってる大人は必見の映画だと思います☆

公式サイト→http://www.jukai-futari.com/

予告編↓


by nestvision | 2013-07-15 22:29 | 観ました!review
2013.7.14 大阪サンケイホール•ブリーゼ
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わが心のアイドル、究極の女性像である原田知世の30年ぶりの舞台出演作という事もあり、マストな状況でブリーゼへ。
パントマイマー・振付家の小野寺修二と、バレエダンサーの首藤康之が5年前に組んだ『空白に落ちた男』。それに魅了されたという原田知世が出演を決めたという意欲作だ。

僕は言葉にする仕事をする人だけど、この作品は言葉にしない方が良いように思う。確実に伝わったし、そして感動した。ただそれを微分できないのである。
ダンスやパフォーマンスアートを表現する術を知らないのかもしれないが、スタンディング•オベイションだったし、そういう作品だったという事でご容赦頂きたい。

一言でというなら、この作品に果敢に挑戦しようとした原田知世という人がかっけーな〜!と思うのである。

PS.関係ない追記ですが、シレンシオ=沈黙をテーマとしたこの作品の上演中に「ピココン♫」とLINEの着信音をさせた客がいた。大人なんだし、もう少し自己管理をちゃんとしようよ。
あの作品で音を鳴らす、ガサゴソするってのは死刑もんだと憤慨している。恥を知りなさい!

by nestvision | 2013-07-14 00:35 | 観ました!review
2013.7.14 大阪グリーン会館
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去年に引き続き、劇団せすんの大阪春の演劇まつり参加作品を目撃にグリーン会館まで。
2年前にお世話になった秋田秀男さんを中心に、客演は懐かしい顔ぶればかりで嬉しくなる。
まずは、とにかく濃い台本だなぁ…という印象。様々の旬なテーマが盛り込まれていて、演者含めて長い時間をかけて完成した台本だという事が伺える。テーマは親子のアイドル論にだけ絞った方がスッキリしたかもしれない。非正規社員とか外資提携、シャッター商店街、マスコミの姿勢など、客としては必至で追いかける必要に迫られた内容だった。
さて、芝居はもう本当にみなさん凄い熱演。あれはしんどかったやろうなぁ…と思う。
では知ってる方への感想をば…。
秋田さん→めちゃめちゃ笑いました。特に夫婦再生のシーンなど迫真だったなぁ…。さすがでした。
寺西さん→なんか市役所勤めで、離婚歴あってが妙にリアルで楽しめました。当然ですけど歌が上手過ぎて、そこだけリアリティから外れた感じに見えました。
盛光さん→すごく人物造形は出来ていたように思った。だけどマスコミ特有のズルさが出ていなかったように思う。彼はやはり社会派として成功したいワケで、どこかアイドル的な話題をバカにしていると思うのだけど、どうだろ?そこいらの狡猾さが出て欲しかった。
細田さん→熱演でしたね。それと性格&若い女の子特有の迷いみたいなのがよく演出されてたと思います。ただ前半戦の「本当は芸能界に行きたいけど、ママの反対で我慢している」という感じがチョット弱かったように思いました。途中まで「この子は本当にアイドルになりたいんかな?」ってのが気になって、僕の中では芝居が進行してました。それと途中で居酒屋の机を拭くシーンですが、乾いたダスターなのでシュルシュルっと音がするのが???と思った。飲食店の机を拭くという行為は常に濡れたダスターのはずで細かいですが違和感がありました。

とまぁ、なんか門外漢が勝手にダメ出しみたいな事やってますが、お世話になった方々へのリスペクトの証としてご笑納頂ければ幸いです。

とにかく熱演に次ぐ熱演で、すごい面白かったです。ステキな時間をありがとうございました。
by nestvision | 2013-07-14 00:16 | 観ました!review
2013.7.4 梅田ガーデンシネマ
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http://eiga.com/movie/77905/
ひょんな事から観に行くことになった。ハッキリ言ってノベルティの弁当箱狙いだったが、予定数終了で貰えずに、若干ふて腐れた感じで着席。
インド映画なので、途中で突然踊ったりするんだろうなとタカをくくっていた。
初盤、観に来た事を後悔するも、後半戦からビビビっと来た。
よく観れば、インドのスクールプロジェクトが最低限の予算で素人を集めて作った作品。インドの就労児童の実体を伝えるゴリゴリの社会派映画だったというワケだ。
観終わった感想は「まるでインドカレーみたいな映画」だった。そんなに辛くないと口に運んだベジタブルカレーが時間を追うごとに辛くなって発汗している自分に気づく…。そういう何かスパイシーな映画だったのだ。
本当に感動して、最後には号泣。なんともミゾオチを狙われた快作であったのだ。
by nestvision | 2013-07-06 13:52 | 観ました!review
2013.6.23 MOTOMACHI EIGAKAN
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ジャケ買いな感じで観に行った。俳優の本田博太郎さんの密かなファンなので…。
映画自体はガイジンが大好きなニッポン。もののけ、そして世阿弥、独創的な佐渡の風土。それらをミックスした佐渡へのオマージュ的作品。まぁロックを絡めたところは面白かったと思う。
ジルバの逸見クンも好演していたが、やっぱなぁ…。センシティブな演技にはアラが出る。仕方ないけど。
でも、ミランダ役の江口のりこの存在感は秀逸という他無い。
そして佐渡に行ってみたくなったという事は、佐渡のフィルムコミッション的には大成功という事かもね。
まぁ、期待していなかったのだけれど、期待以上の小劇場的なロードムービー。
by nestvision | 2013-06-24 18:30 | 観ました!review