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『神様の愛したマジシャン』 小石至誠 / 著(徳間書店)

プロマジシャンのナポレオンズ。
その右側の人、背の低い人、頭グルグルで廻されてる人…と言えばわかって貰えると思う。

パルト小石さんの初の書き下ろし小説なのである。

装丁の帯で、各界の方が絶賛しているように、マジシャンでしか書き得ない、痛快かつ少し切ない、あったかい青春小説であった。

ナポレオンズのお二人とは何度か面識があって、パルト小石さんとも一度、ゆっくりお茶をする時間を持てたんだけれど、本当に理知的で頭の良い方だった。

まるで、師匠である引田天功を彷彿とさせる人物が出てきたり、アマチュアマジシャンのボクとしては、とっても楽しめる内容。

文中に出てくる、結局マジシャンは何を目指しているのかという大きなテーマ。
それは子供の頃に、自分自身が手品を観て驚いた感動を拠り所に練習してるんだ…的な心象の語りが、まったくその通りって感じで嬉しかった。

小説的にも何ら崩壊する部分も無く、楽しい小説だったと思うが、羽柴先輩の描写が、もっとリアルで匂い立つものであったら、深い溝みたいなモノが出せたんでは?などと偉そうに思ってしまった。

そんな人はなかなか居ないと思うが、マジックをやってる人の気持ち、モチベーションみたいなモノを知りたい人は、恰好の小説だと思う。

小石さんスゴイ☆
by nestvision | 2008-07-29 09:57 | 読みました!review