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by nestvision
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『空蝉』 横田理恵/著 (樹林No.521)

大阪文学学校発行の文芸誌「樹林」に、横田の作品が掲載された。
横田は、yodare唯一のバイトで、芸大の文学専攻から、今学問漂流者してる面白い人。
昨年まで夜間コースで一緒のクラスだった。
この人は、いつもボクを焦らせる。美月とかfaye-yとかみゆきちゃんとか、みんなそれぞれ対極に個性を持っていて、それはそれで刺激を受ける作品だが、客観的にみれる。
横田作品は、年齢も何もかもまったく異質な人間なのに、何だか挑戦状のような…、そういうテーマが隠れているのだ。(横田、勝手に書いてゴメン)
まぁ、とにかくいい作品だったと思う。

以下、横田への私信(横田、また勝手に引用してゴメン)
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まず、とっても綺麗な読後感。感心したし、すごく救われた感じ。
横田の一連の作風の集大成的なテーマがあると思う。

男性からするとね。主人公の青い性が、もっとリアルに描かれてたら、多分泣いたと思う。ある意味で綺麗すぎるのかも知れないなぁ。
あの頃の男性って、もっと自分でも抗えないほどの性衝動と共に生きている。だから環の母、環に対しての思いが、愛なのか?性衝動なのか?自分でもわからない時代なの。そういう鬱々とした自分に自己嫌悪を抱く時期で、そういう悶々としたモノが、今ボクのような年齢になると、青春やったなぁ…と思うのよ。
この作品ではないかも知れないけど、そういう描写に成功したら、横田の作品世界は一気に広がると思うなぁ。

時代考証はお手のもんなんで、きっとバッチシなんやろうけど、戦争という大きな疵の痛さの後遺症みたいなもの…、そういうの入れてもいいかもね。心象としてね。

でも、すごく綺麗な文体で、清流のような読後感でした。
いい作品をありがとうでした。
by nestvision | 2008-05-30 02:09 | 読みました!review