Merry Christmas !
2007年 12月 24日
浮かれた街の雰囲気とは真逆に…。
ボクは小学生の5年生の時に洗礼(プロテスタントなのでバプテスマといいます)を受けました。いわゆるクリスチャンという奴ですね。
家は厳格な浄土真宗なんですが、ボクだけ…、ってか祖母もその後に洗礼受けましたけど。
昔は教会のクリスマスで本当に忙しくしていました。
高校生あたりからかなぁ…。そうとう不良なクリスチャンになっちゃって久しいですが…。
プロテスタント(分かり易く”新教”)はカトリックと違って、このクリスマス(イエスの生誕)が起源です。命賭けてるといってもいい。
皆さんが教会らしい…と思う教会、ステンドグラスがあって、マリア像があって、荘厳で…ってのは大体がカトリックなんですね。
旧約聖書、モーゼの時代から脈々と続いてきたキリスト教の起源。しかし、長い歴史の中で、政治に利用されたり、王政の為の飾り物みたいになっちゃった…。
神は人々を見捨てる危機が訪れ、そして救世主としてベツレヘムにイエスは生まれる。
その生誕は神の子には似つかわしくない見窄らしさで、ほどんどの人から差別される人として生まれます。
世界中からお祝いにかけつけたのは三人の博士だけ。飼い葉桶に寝かされたイエスにお祝いを、そして処女妊娠したマリアに祝福を捧げ、間もなくこの親子は国を追われます。
イエスは神の子など誰にも思われないまま、自分なりの修行を始めます。
そして神との契約は、河原の乞食のような「バプテスマのヨハネ」から洗礼を受けます。
ほとんど行水のような儀式です。
だから、バプテスマの教会に装飾は一切ありません。会議室のような教会が多いです。
クリスマスはバプテスマ教徒にとって、始まりであり、終わりであり、そして神との契約の証であり、そして自分自身の契約の日でもあるのです。
最後にイエスは、丘の上に張り付けにされて処刑されます。
新約聖書の中に、「必ず帰ってくる」とイエスは人間に言葉を残し、昇天します。
いったい、いつ戻って来てくれるのでしょうか?もうそろそろじゃないでしょうか?
そう人間は思いながら、2007年も経ってしまったワケです。
神が居るとか居ないとか、人それぞれだし、仏教思想もボクはものすごくリスペクトしているんだけれど、このキリスト教特有の”契約”というコンセプトが好きです。
仏教のように、すべからく浄土へ導いてくれません。
最終的に選別がなされるのです。
何を言いたいか…って、ちょっと長くなるので止めますが、まぁそういう事です。
すごい差別的な宗教なんですねぇ。
とはいえ、Holly Night。クリスマスをそれぞれに楽しむというのは、それはそれで良いのです。
Merry Christmas そして、シャローム(神と共にありますように)
※何だか暗くてごめんあそばせ(-_-)