イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


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『スティル・ライフ』 池澤夏樹/著(中公文庫)【再読】

この一ヶ月弱、自分の駄文を推敲の数だけ読みすぎて、きれいな岩清水のような文章に飢えていた。流行の作家ではなくて、もっとキラッとした文体。ミステリーで無く、エッセイでなく、あくまでも純文学で…。

こういう時の解毒剤は、やっぱり夏樹さんだと思う。
転校して来た隣の生徒が、ヘンな訛りでポツリと呟くような違和感。
そういう感じが池澤夏樹文体の真髄ではないかと思う。

最初にこの作品を読んだのはいつだったろうか?
芥川賞をとって、それで…って頃だろうから1990年より前だったんだろう。
あの頃には気づかなかった緻密な変態構成が心地よい。

やっぱり、解毒剤はこの人の作品だと思う。

もし無人島に行くのなら、この人の作品集か、内田センセか、どっちか迷うなぁ。でも内田センセには共感できない部分もあるから、一冊だったら夏樹さんかなぁ。

駄文を読みまくった私の脳が、少し洗われたのでした。
by nestvision | 2007-09-30 21:47 | 読みました!review