最悪な客…
2007年 03月 11日
東京から新幹線で帰阪。うめだ阪急マジックコーナーの清水さんの所で、今月末の結婚式用のネタ仕込み。「寿」シルクをテンヨーの「スーパーマジックチューブ」で出すことに決める。その後、バーノンズ・マジックスクール第一回目講義。
トライアンフ3種と、コインマジックの基礎。遅れてきたミルキー澤ちゃんと、ドギマギしながら2時間のサミーヒオキさんの講義は終わる。バニッシュ練習せんとなぁ…。
その後、アクアノートのマジックナイト第2週目。
小雨振る北新地。お客は極端に少なく、JORKER Mさんともっぱらマジック談義。
数少ない客前パフォにて、空前の嫌な客。
モテナイ感じのオトコ3名。
右端がワケ知り顔で、ずっと僕のマジックを見ている。
カードを選ばせたら、一番下か一番上しか取らない。
束を手渡すと、絶対に裏を見る。
必ず、注目させている手の反対側を見る。
流れを止めて、道具を調べさせろという。
あれ、バーノンズバーでピエールの前でやったらキレられるやろうなぁ…。
あのね、お客さん。マジックは知恵比べやないんすよぉ。
お酒のアテ。「いやぁ…わからんなぁ。怪しいなぁ…」でいいじゃんかぁ。
そっちがそういう態度なら、こっちもそれなりに対応できるんですよぉ。
楽しく見ている二人の客が、かわいそうじゃん。
世の中には居るのです。こういうタネだけ知りたい男ってのが。
自分ではパフォしない。知識としてタネを仕込む。あるいは調べる。「フフフ知ってるぜ」と臭気を周りに放っているだけのオトコ(なぜか女性はいないんだなぁ)
マジックにおいて、タネはあまり重要ではないのです。
パフォこそ芸術。
同じネタも、ふじいあきらさんと、マギー司郎さんでは、全く違う質感になるんです。それを楽しむのが客の心得。
久々に遭遇した最悪の客。
でもでも、これもマジックの楽しみのひとつではあるのだけれど…。