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『武士の一分』 山田洋次/監督・脚本

b0025405_13412785.jpgキムタクが主演で賛否両論な映画を、実はまだ観ていなかった。どうせキムタクやしなぁ~山田洋次もヤキがまわったよなぁ~などと思っていたが、やはり一応観とかねば…で、閑でもあったので、近所のMOVIXの最終回につっかけで出掛ける。

そもそも山田洋次監督の藤沢周平三部作は、やっぱ初回の「たそがれ清兵衛」が最も評価が高い。今回のもなかなかの出来だったと僕は思う。

そもそも藤沢周平という作家はノイズの作家だと思う。作品の中で”音”とか”気配”の描写が抜群に巧い。時代物でそういう”気配”を書ききるので、読んでいる方はタイムマシーンよろしく、その時代に飛んで行ける。

今作では、それがちょっと鼻に憑いたかなぁ…。気配と音をそのまま再現しているので、少々ノイズの統制が僕の好みではなかった。

主演のキムタクもがんばっていたのだが、なぜ酷評されるかの理由がわかった。彼の場合、笑いの演技はネック。”ほくそ笑む”、”苦笑い”、”苦笑”、”絶望の淵の笑い”が全てキムタク笑いになっていて、彼が笑いの演技をする度に「あっ!キムタクやったんや」と想い出させてしまう。これはそれだけ彼のキャラがたってるから、良いといえばそうなのだが…。

そして何といっても映画初主演という壇れい。あれは才気溢れる女優さんですね。今後注目です。舞台なんかも積極的に創ってほしい女優さんですね。
by nestvision | 2006-12-31 01:03 | 観ました!review