イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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全国ろうあ連盟の忘年会(^^)/

12月22日☆OSAKA

僕の本職は実は編集者であったりする。
今年度から財団法人全国ろうあ連盟の発行する雑誌『季刊MIMI』の編集委員に、連盟本部より任命して頂いた。機関紙の「日本聴力障害新聞」と連動して雑誌として販売しているという大まじめなメディアだ。

全国ろうあ連盟の忘年会(^^)/_b0025405_10192073.jpg本日は定例の編集会議。東京から本多編集長、そして中村機関紙部長はじめ、いつも編集に携わるメンバーが京都支部に集結。会議は3時間こってりと行われるのだが、僕はそこで健常者の視点と編集のプロの視点で意見を述べる。
先頃、国連総会において「障害者権利条約」が採択された。やはり差別と向き合う60年だったようで、根深い問題をどう簡単に表現できるか…が課題なのだ。
僕は手話が出来ないので、通訳が両隣について下さる。喋るのを訳す人と話されてる内容を訳する人。ちゃんと手話も憶えないと申し訳ないなぁと思うのだが…。

全国ろうあ連盟の忘年会(^^)/_b0025405_10193958.jpg夜は忘年会を兼ねた食事会にお招き頂く。みんなでおいしい京都のおばんざい+ほっこり鍋。
みなさん手話でお話されるので静かなのだが、僕がいるので編集部の細井さんがいちいち訳しながら話してくれる。同時通訳はやはり8年の歳月がかかったそうだ。
手話にも方言とか、その人の癖とかあって、特に後天的に健常者から聴覚障害になった人と、先天的にそうである人と、手話は確実に違う。
簡単な手話はわかるのだが、時々周囲に通訳者(健常者)がいなくなって、どうしたもんかと思った時、そっと中村機関紙部長が手話を交えておっしゃった。「石原さんの周囲がみんな手話で話してるから、すごい不安でしょ。僕らはいつもその逆なんです~ワハハ」と一気に冷酒を飲み乾す。

差別と区別…。根本というのはとってもシンプルだけど、答えのないモノ。そして誰も悪くない。僕はこの「MIMI」という雑誌が、聴覚障害者と健常者をつなぐ媒体となってほしいと願うのである。

こういった障害者向け媒体への編集アプローチ。僕にとって、もしかしたらライフワークになるような予感なのだが…。やる気がするのだ☆

◎そしてもうひとつ。マジシャンの方は理解できると思うのですが、聴覚障害の方にマジックをどうやって演じるか?僕たちクロースアップを中心に演じてるマジシャンはトークとミスディレクションが基本。そのどちらもタイミング的には無理なんである。結局どのネタも出来ないなと反省。これは2007年のテーマですね。
by nestvision | 2006-12-23 10:23 | 日記desu