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by nestvision
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『Red River Valley』 / ファントマ(作・演出/伊藤えん魔)

b0025405_0144283.jpg「中之島演劇祭」参加作品。ファントマの本公演を観に行く。
今回はアメリカの南北戦争、ネイティヴアメリカン、ベースボールを軸に、いつものえん魔ワールドが繰りひろげられた作品。もはや定番のハードボイルドに見事に仕上がっていた。

やっぱりファントマは内容が濃いので、観ている方も相当疲れる。ギャグのタイミングもけっこう緻密なので、ゆめゆめ時計などは見れない。
秀逸は哲州さんの馬と盛井さんの長老。あはは…楽しませて頂いた(^^)/

さて、2006年の初頭、突然に芝居がやりたくなって、えん魔Chanの門を叩き、「クレオパトラ」に出演させて貰ってから、僕の中のいろんなモノが大きく変わった。大袈裟だけれどそう思う。
是非とも、この本公演はファントマの超ファンとして観たかったのである。

楽日の今日、やはりみんなの精神の開放感がこちらにも伝わって、ものすごくいい舞台だった。とにかく感動したのでスタンディング・オベイション。…って僕ひとりだったらしいが…。4回目のカーテンコールでえん魔ちゃんも客を煽って、全員総立ちになった。

確かに小劇場でスタンディングはあまりないことかも知れないが、僕は感動したら絶対にやる。逆に感動しなかったら絶対に立たない。終演後、えん魔ちゃんが、「石原さんの勇気が嬉しかった」と言ってくれたけれど、マジで感動したから立ったまでである。

芝居において観客は演者とイーブンであって、客は客なりに何かを演者に伝えなければいけないと思う。そして、その拍手は舞台に立っている人にとって、どれほどの励みになるかしれない。

今年の早春、エキストラとして端っこではあっても、スタンディングオベイションを受けたときの感動は、終生忘れないだろう。だから、いっぱいの拍手を贈った。

今回は野外の特設劇場であって、楽屋見舞いの時に舞台裏も見せて貰ったけど、ものすごく狭い。あの中にあって、エキストラ含め、動きは完璧だったと思う。よく下手(しもて)でぶつからずに、あれだけの砂漠の乱闘シーンを表現出来たと思う。(アレ、相当えん魔ちゃんの檄が飛んだやろなぁ~コワ)


b0025405_0134091.jpgストーリー云々よりも、芝居という「場」に確実に「圧」があった。これは僕にとってのスタンディングの条件が揃っていたというだけ。
そして、最後に、なんとなくスタンディングに参加した人は、役者+観客の感情交換の気持ちよさに気づいてくれたとしたら、僕は本望だ。次に誰かの芝居を観て、感動したなら絶対に立ってあげて欲しいと思う。



そして僕がトライした芝居への希求は、2006年のこの公演を観て幕を閉じる。
僕はもう舞台に立つことはないと思う。
僕なりに、芝居の神様に会うことも出来たし…。
ファントマにエキストラで参加して、最高の観客になる事の喜びを感じる事が出来たと思う。

ファントマのみなさん、本当にお疲れ様でした(^^)/
そして、芝居の神様、ありがとう。
by nestvision | 2006-11-03 00:20 | 観ました!review