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by nestvision
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『風立ちぬ』 宮崎 駿/原作•脚本•監督

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話題の映画(アニメ)を終戦記念の日に観に行った。
最初に感想を言っておくと、ボクのジブリ史上最後尾の感動であったとしておく。
いつも駿作品にある比喩的な心への引っ掛かり、心に何か澱の様なモノを残す感覚がまるでなかった。
史実を駿がファンタジーに仕上げて、自身も語っている様に”美しいアニメ”であった事は間違いない。ただ”映画”ではなかった。美しいアニメのレベル。
お家芸の風の表現、そして一貫したヒロインの表情など、もはやトレードマーク的な完成度。
中でも時代考証に基づく、関東大震災や戦争へ向かう日本の風景などは、群を抜くレベルで見応えはあった。
そして今作は「あかり」がとてもステキに演出のキーポイントになっている様な気がした。
ベッドサイドのあかり、部屋のあかり、仕事机のあかり、そして煙草に火をつけるあかり……などなど。
そういう意味では、老若男女誰もが一様に納得するという極めて最大公約数的な作り方だったと思う。
最後に、これって宣伝が巧妙過ぎたなと思う。電通と博報堂に踊らされたなと自戒する。

結論としては、ジブリならびに駿はもはや”ニッポンの権威”になってしまった。権威は大外しする冒険はしないし、周囲もそれを許さない。
とある特番で駿が「自作で初めて泣いた!」などと仰っていたが、「???」な感じの出来映え。駿も老人になったのかな?とふと思う。

ハッキリ言って次回作プロモーション時にWOWWOWで観るも良し、TSUTAYAで借りるも良しというレベルの作品であった。
スクリーンでないとダメってクォリティーでは決して無かったです。ハイ。
by nestvision | 2013-08-15 19:24 | 観ました!review