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『盲導犬』唐十郎/作、蜷川幸雄/演出

2013.8.8 Theatre BRAVA!
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 1973年に石橋蓮司、蟹江敬三、緑魔子らによって初演、1989年に財津一郎、木村拓哉、桃井かおりらで再演した伝説の舞台を目撃するため、真夏のブラバへ。アングラの名球会入りをした唐十郎の激しく、リリックなセリフのゲージツを世界の蜷川が大胆に演出して話題となった衝撃作だ。
そして今作の再演。古田新太、宮沢りえ、小出恵介というナイスなキャスティング。中でも古田の気合がインタビューでも伝わって来たので期待して観る。
最初に言っておくが、そりゃまぁ素晴らしい舞台でしたよ。演技はもとより、照明から舞台美術に至るまで寸分の狂いもなかった。
でもな…うーん、もはや当時のアングラな雰囲気は現代のボクらにとって不可解を通り越して滑稽だなと思ってしまった。
そういうアングラなモノに演者はリスペクトしまくってるのが、ありありと見て取れる。
ボクのお目当ての古田はビビってしまったのか、あまちゃんで疲れちゃったのか、何だかいつものテンションがまったく無い。ありゃ古田じゃない方が良かったかもねって思うくらい。
光っていたのは宮澤りえの迫真の演技。大竹しのぶを完全に捉えたな…ってくらいの舞台映えだった。
唐十郎の詩的なセリフの洪水は暑苦しく、そこまでゴチャゴチャ言わんでも!って感じ。
観ていて、プロ野球の往年の選手が出場するモルツの野球の試合を思い出した。
当の本人の蜷川さんや、この名誉ある今となっては伝統芸に出演出来た感慨に耽るプロ俳優たち。
置いていかれた観客はいい迷惑ではないか!と少し怒ってしまった。
りえちゃんの演技以外は面白くなかったとボク思います。
コクーンってのはもはや権威だもんなぁ…。招待で行ってたら絶対にこんな酷評は出来ないパーペキな業界ウケする芝居だったと思う。
もう一度言っておくと、商業演劇としての最高峰のレベルではあったんですよ!
多分プロの演劇評論家は感涙の舞台であっただろうと察する。
<キャスト&スタッフ>
作:唐十郎
演出:蜷川幸雄
出演:古田新太、宮沢りえ、小出恵介
小久保寿人、土井睦月子、大鶴佐助
松田慎也、堀源起、佐野あい
金 守珍、木場勝己、ほか
by nestvision | 2013-08-08 21:41 | 観ました!review