イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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『エンカウントLOVE』 鈴木友隆 作/ 演出

アンネフランクでお世話になった谷山いつかちゃんが客演するという事で、初めての劇団「ともにょ企画」を目撃するため、下寺町のシアトリカル應典院へ行く。
ここ、なかなかのええホールで、PA問題さえ何とかなればコンサートもイケルなぁと思いながら入場。

多分、夢の遊民社がどうのこうの…と言うていたボクらの世代の二世代ほど後の人たちの芝居。(谷山さん年齢から勝手に推察)思いの外発見が多くて、いやいやそれでも時代を反映してるなぁなど、いろんな感想を持った。

「エンカウントLOVE」のエンカウントとは、ウィキペディアによると主にコンピュータRPGにおいて移動画面(フィールド画面)上で敵キャラクターと遭遇し、その際に移動画面から戦闘画面(バトル画面)に切り替わることを指す。 …らしい。
まぁそこでの恋愛ですわな。
モチーフは有りがちだけど、作家はよう勉強してるなとも思った。いわゆる筒井康隆の「パプリカ」なラインに、キュービリックやヒッチコックの影響も感じれて、なるほど様々に実験的で意欲的な作品だと思った。

ボクらの世代の小劇場での普遍のテーマだった「エコノミカルな怪物」に対して、今の彼ら若い世代は「サイバーなネットワークという魔物」を当てはめていて、そこからドラマツルギーを捻り出そうという意欲は大いに買いであった。

主演のイチタ役の横山太郎はなかなかの好演だったのだが、芝居がキレイすぎた。あの設定でどこか狂気…みたいなものが出れば、もっと深い作品になったと思う。
注目したのはコンビニ店員ほかを演じていた林田あゆみという女優。この人、いい目をしていたなぁ。どこにも所属してないみたいだけど、今後に注目。

そして谷山いつか嬢。いやぁ客演とはいえ、最初から最後まで出ずっぱりの大活躍。猿人からアイドルまでと、ご本人もさぞかし大変だったろうと思う。しかしどの役も前の役を引きずらせない、見事なスイッチングはさすがに感度のええ役者さん(本当はミュージカルダンサーさん)やなと思った。

舞台美術も素晴らしかったし、この久太郎という人は若手の中では頭角を表しているらしいし、10年後が楽しみな人やなぁと思った。
そして何よりもびっくりしたのは、誰一人として台詞をかんでいなかった。完璧な台詞まわしは、その苦労の跡が伺えた。
十分に楽しませてもらった舞台でした。
7/15日が千秋楽です☆ともにょ企画のHP

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by nestvision | 2012-07-14 14:43 | 観ました!review