イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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『能で楽しむ中秋の名月』 セントレジスホテル大阪

過日「大阪薪能」では本当に素晴らしい能を堪能させていただいた梅若基徳さんが、新しい試みをされるという事で、セントレジスホテル大阪のアスターボールルームに行く。

一調での『駒の段』、舞囃子『菊慈童』など、梅若さんの解説のもと、月にちなんだ演目を魅せて頂いた。
お能は本当に素晴らしかったのだけれど、全体の運営(イベンターのせい?ホテルのせい?)には、少々こういうギョーカイのプロとして疑問が残った。
とにかく梅若さんのお能がとても舞い難くそうだった事。
あれは落語会の舞台の組み方で、採算はわからないけれど、もう少し大きな部屋で広い舞台を組んであげてほしかった。(あの手狭な舞台できっちり舞われる梅若さんは流石プロ!としか言いようがないのだけれど…)

それとお酒との関連、ホテルとの関連が来場者にはわかり難く、結果、酒樽など提供された、協力スポンサーのメリットはどうだったのか?と甚だ疑問である。

銘酒の樽の周囲には商品解説のフライヤーなど配布しても良かっただろうし、せっかく大阪のど真ん中での開催なのだから、「どこのお店でこのお酒が飲めるか…」なんかの案内もあって良かったと思う。

そして、平日18:30会場で21:00過ぎアウトである。ほとんどの方は仕事場から直行であったハズ。
「何か食べれるのか?」が、みんな気になっていたと思う。
だとしたら、中入りのホワイエで軽食を販売しても良かっただろうし、ホテルとしては、そのままレストランへの誘員を考えても良かったのではないか?と思うのだ。
実際に、帰り際、フロアにいたホテル従業員に「どこか、すぐ食べられるレストランは?」と聞いたけれど、内線でバタバタやってたので、ホテルでの飲食は諦めた。ホテルにとっては大きな機会損失である。
その日は無理としてもレストランのクーポンとかサービス券を配布すれば、それなりのリピーターが見込まれたのではないのか…とも思う。(まぁ確かに、オープン当初"セントレジスはそういう誘致はしません!”的な方針を打ち出していたけれど、割引サービスとホスピタリティとは違うと思う)

最後に、司会をやられていた今回のイベンターの社長さんによる「鏡割り」。
段取りが良くなかったのは、まぁいいとして、最初に「割りたい人…」での挙手による一般客を壇上へ上げる…までは良かった。
その後、ビミョーな社長とか支社長とかが、VIP風に呼び出されたのは少々興ざめしてしまった。
きっとあのイベンターのクライアントか何かだろうけど、その必然性が観客にはわからなかった。
そして「ヨイショ!」の発声は、あの場合、能楽師の方お二人ではないのか?とも思った。

そして観月。12階の中庭からの十六夜は素晴らしく、とても綺麗だった。
けれど、あそこにもうひと演出欲しかったなぁと思う。
ススキに団子の飾り付けでもいいし、それこそ樽酒を中庭に運んで、お変わりが出来る…など。
せっかく名月を愛でているのだけれど、客にとって”滞留理由”が無さ過ぎるのである。
「はい、ここ12階の中庭ね!アレ、月、はい足下に気をつけてお帰りくださいませ」な感じ。

くどくど書きましたが、ボクは基本的にホテルの中でこういう催しはどんどんやるべきだと思うのです。
とても素晴らしい企画だと思いますし、梅若さんのような次代を担う方々が積極的に能楽堂を飛び出て、我々にわかりやすく、楽しませて下さるのは大賛成です。
もっと良いイベントになります様に!…そういう気持ちで書きました。

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MC、舞、謡…と、何から何までマルチにこなされていた能楽師の梅若基徳さんとツーショット。
お疲れさまでした。楽しかったです。また誘ってくださぁ〜い!

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なかなか珍しい(と思う)セントレジス大阪の升。勝手に貰っちゃいました(笑)

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12階の中庭から観た十六夜の月。とーってもキレイです。
しかし、隣のBARのお客が少々微妙でした。今度じっくり観察に行かねば!と思っとります☆
by nestvision | 2011-09-14 11:36 | 観ました!review