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『血の婚礼』蜷川幸雄/演出

2011.8.18 Morinomiya

最初に宣言しておく。酷評させてもらう。
今までの自分の芝居体験の中で相当ワースト上位に位置する記念すべき舞台となってしまった。
戯曲は清水邦夫の作。劇作家の巨匠で蜷川幸雄にも影響を与えた人らしいが、僕は初めて知ったので彼の偉業は関係なし。
んで、とにかく脚本がまずダメ。意味不明。マスターベーション。
そして'86の初演から三度目の再演となる今作。
蜷川幸雄が演出し、窪塚洋介、中嶋朋子、伊藤蘭などという有名なキャスト陣たち。
全編、舞台上にホンモノの雨が降り続けるという前評判、そして若い人には久々の窪塚洋介主演という話題だけが先行していた作品。

結論!僕には何ひとつ理解できない芝居だった。
ドラマツルギーも芝居も無い。全員がガヤり、全員が絶叫し、とにかく苦悩の芝居をひたすら続けるという体たらく。(苦悩する演技は、演技の中で最も簡単である。床を叩いて絶叫すれば良いから)

そして呼び物の雨が降ってる演出。必然性はまるで無し。
そもそも、窪塚くん、中嶋さん、伊藤さんという映画俳優が、雨音の中でマトモに芝居できると、そう思った蜷川が信じられない。無理だろ、発声が出来てないんだし。
ゆえにどの役者も絶叫せずにはいられない状況。

今回は窪塚くん目当ての芝居は初めて、という客も多かったはず。
彼女らには「窪塚くん、がんばってたけど芝居の内容はよくわかんなかった」というのが率直な感想だと思う。
こういう芝居を大人の都合でやっちゃうから、若い人の芝居離れが起こっているのだと思う。今回の企画をした業界の大人たちは猛省して欲しい。
エンタテインメントにおいて、観客に「?」と思わせたら、そこで完敗なのだと僕は思っている。
観客がどういう捉え方をしても自由だけど、必然性のない「?」を感じさせたら絶対にダメだ。
そういう意味で、芝居の素人でない僕が観ていても、最初から最後まで全くわからなかった。

ちょっと蜷川幸雄!どーした?な最悪な舞台だった。
by nestvision | 2011-08-18 23:23 | 観ました!review