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『惑星ボーイズ』 伊藤えん魔プロデュース

b0025405_1244465.jpg伊藤えん魔渾身の新作「惑星ボーイズ」をABCホールに観に行く。
観劇後の第一印象は「あぁ、えん魔ちゃんが肩の力を抜いて芝居してる…」って感じ。
自然体で芝居環境を構築して、自然体で書き下ろして、そして自然体で演出したのがよくわかる。

キャスト陣は宮都謹次(売込隊ビーム)、山浦徹(化石オートバイ)久保田浩(遊気舍)行澤孝(赤鬼)坂口修一、そしてかっぱさんといういわば”えん魔組」の集結。
さぞや稽古は楽しい雰囲気だったんだろうと思う。
そういやボクが2006年にエキストラで出演させてもらった「クレオパトラ」もこの”えん魔組”が総出演していて、なんか懐かしかった。

特攻隊と宇宙飛行士の武士道を軸に、メディア批判や社会の閉塞感をモチーフに、時間の経つのを忘れさせるいい作品だった。

今作はきっと劇作家、そして演者としての伊藤えん魔にとってエポックな一作だっただろうと思う。
観客からの難を言えば、「あまりにえん魔ワールドを理解しているキャスト陣の名演によって、あのファントマのゴリッとしたざらつき、粗さが無い事。
スムーズな流れで、ギャグもよどみ無く、フッとハードボイルドなドラマツルギーの軸に涙できるのだが、観客の右の軸足が舞台に向かわなかったような感じ。
股関節開きっぱなしで安心して観れるような、そんな完成された芝居だったと思う。

さて次回作は是非とも”演出家 伊藤えん魔”の真骨頂を打ち出して欲しいのである。
悩み抜いて、幕が開いて、まだ悩んでいる演出家、伊藤えん魔も観たいのである。

ちょっと贅沢な注文だろうか?

楽日は明日。見逃してる方は是非とも目撃しておくべき舞台だと思う。
by nestvision | 2010-10-03 13:03 | 観ました!review