イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

『しんぼる』 松本人志 / 監督、脚本

b0025405_12324279.jpg何も吉本興業に興行収益を入れずとも…と思ったが、かねてから殿が観たがっていたので劇場へ。
前作『大日本人』でも書いたけれど、松本人志という人は本気で映画を作っている。
周囲のスタッフは本気で賞獲りを画策しているであろう真剣さが伝わる。

今作の僕なりのテーマとしては「ネットワーク」というものへの風刺だと捉えた。
昔、タランティーノが参加していた「Four Rooms」というオムニバス映画を思い出してしまった。
今の社会の、たとえばネットワーク、デジタル、インターネット、いや金融でさえ、あまりに入り組んだネットワークは実に複雑怪奇なかんじだけれど、見方を変えればまことに滑稽である。
冷静に考えて、大人が一日中やってるような作業ではない。なのになぜそれを真剣にやるのか?といえば巨額のマネーが動くという、これまたマネーによるネットワーク。あるいは連鎖。

松本はその昔「寸止め海峡」という画期的なイベントをやって、実はまだ前職にいた僕はいろいろと関わった事がある。
その時の問題意識、その時は「笑い」に焦点を絞っていたけれど、そのモチーフあるいは方法論は変わってないと思う。
そして今回、そのトリガーを未来に向けたところに、バランス感覚さえも感じた。

いわゆる北野的な評価というよりも、もっと違う新しい形で世界に評価される日も近いと思う。
by nestvision | 2009-10-04 22:53 | 観ました!review