イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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『似世物小屋』 内藤裕敬 作・演出

b0025405_2382154.jpg南河内万歳一座の定期公演。
今回は内藤氏による書き下ろし、という事でずいぶん前から期待していた。
小雨降る大阪城のウルトラマーケットへ。

今作はほんまに良かった。
万歳一座が復活したって感じでうれしい。

やっぱ何でも文体(リズム)なんやなぁと感心したのである。

内藤さんの台本を、キャスト全員が”腑に落ちた”って感じの出来栄えだったのだ。
いわゆる主体と客体という人間にとって大きな哲学的テーマを、ちょっとノスタルジックに揺さぶる事が出来る内藤節が久しぶりに炸裂していて痛快、いや感動だったなぁ。

でもあの芝居、相当稽古を積んだんだろうなぁ…と、少々痛々しかった。
多くの場当たり稽古をこなさないと、あの動きは出来ない。
んでもって、今回の美術だと、袖幕が無いので、役者は突然観客の前に晒される。
ふつうは、袖から舞台の呼吸を読んで、そして舞台へと出るというプロセスがあるのだが、今回のこの舞台ではまったく無理。
すべての役者が目をつぶって断崖絶壁を飛び降りる覚悟で板に乗ったのだろう。
だから、中心キャストがほとんど板付き状態だったし、内藤さんは明らかにコンダクターの役をやっていた。
まさに総力戦の趣が潔かった。

やった、何かを抜けたのかもしれない!って希望の持てるいい舞台だった☆
by nestvision | 2009-06-10 23:18 | 観ました!review