イシハラマコトのマンボな日常へようこそ☆


by nestvision
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『松本清張短編全集09』(光文社文庫)

心から感動する作品群。
そもそも、この光文社文庫のシリーズがいい。装丁から挿入画まで、完璧に近いコレクション・アイテム。
そのほとんどを、カッパノベルズから新書で出ていたそうだが、今回は、松本清張による自選。
そして彼自身のあと書きも付いていて、とってもお得。

[氷雨]
いわゆる昭和初期の料理屋の女の葛藤。
よくまぁ、あれだけ情景を読者の頭に刻みつける文章が書けるものだと思う。

[千利休]
「芸術新潮」の企画で執筆された作品。誰でも知っている歴史上の人物を短編で表現しようという面白い企画。これもよくまぁ、60枚ほどで、利休のすべての人生が滲み出るような物語だった。

とにかく、短編とはこういうものだと改めて自作が情けなくなるばかり。
本当に、巧い人だと思う。
まだまだ、このシリーズ、読み続けようと思うのだ☆
by nestvision | 2009-06-07 21:13 | 読みました!review